マンション大規模修繕の現場から(外壁タイル浮き補修)

外壁仕上げの塗装やタイルには、建物のコンクリート躯体を日光や風雨等の外的から守る役割があります。しかし、経年劣化や地震等による損傷により、ひび割れや浮きが発生してしまいます。浮いたタイルはそのままにしていると、いずれ剥離し落下する危険があります。

弊社の建物調査診断では、目視調査・打診調査・タイル付着力試験を行い劣化度を判定しています。建物の状況によっては、赤外線サーモグラフィカメラを用いた赤外線調査も行っております。赤外線による調査は、昨今のコロナ禍でよく街中で見かけるようになった検温しているあれ🌡と同じメカニズムです。

外壁修繕工事では、外壁タイルの目地部から注入器💉を挿入しエポキシ樹脂という接着剤を注入して隙間を埋めて再接着させ、タイルの浮きを補修します。

打診棒を操っているのはMr.NとMr.Kです。少々聞き取り難いのですが音の違いが分かりますでしょうか❓
私たち工事監理者はこの様に各種施工に立会い、施工材料や施工状況の確認、施工業者への指導、居住者への騒音・振動への配慮確認等を行っています。